Place of the fate〜運命の場所〜


「まぁまぁ、大丈夫だって」




そう言って中に入っていく二人。




大丈夫って・・・・・。




どう考えても、高校生のお小遣いじゃ買えるわけない。




それに、昨日だって遊んだばっかなのに。




二人に不信感を抱きつつ、あたしも店内に足を踏み入れた。




店内に入るとすぐに目配せをする二人。




そしてある一角のコーナーに行くと、




「かなえ、ちょっとここに立ってて」




と言った。