「おま、今の時代にメールって·····。サイトだろうと思ってまとめて開いたから読んでねぇよ」
それを聞いて、一気に脱力したあたし。
なんだ、シカメされたわけじゃなかったんだ。
そう安堵していると、
「てか、」
と聖さんが口を開いた。
「さすがにこの絵ヅラは、ダメだと思うんデスガ」
公の場で、馬乗りしているあたし。
ハッと我に返り立ち上がる。
聖さんはゆっくりと立ち上がると、今まであたしがいた喫茶店を指さし、
「あそこで話そう」
と言った。
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