「じゃあ、あたしがいると話しづらいと思うから帰るね」
喫茶店に着いたあたしと梨花は、少しだけ話をしたあと梨花と別れた。
うーん、二人っきりも気まずいような気もするけど·····。
そうこうしているうちに梨花は店の外へと出て帰ってしまった。
·····な、なんか嫌だな、この気持ち。
話って、どんなことすればいいんだろう。
あの時の好きは本気だったかってこと?
あたしは聖さんがす、好き·····ってことを伝えるの?
いやでも·····。
もんもんと悩んで頭を抱える。
ふと窓の外を見ると、真っ暗になっていた。
え!?今何時!?
そう思い時計を見てみると、午後八時前。
うっそ·····梨花が帰ってから3時間経ってる。
新着メールもなし。
·····あれ、もしかして聖さん、今日どうしても外せない用事があったとか?

