「ヒッ!!ご、ごめん!!!そうする!!そうするから怒らないで!!」
鼻息荒い梨花を落ち着けるように、慌ててそういう。
そんなあたしたちのやり取りをみながら結衣菜ちゃんは、笑っていた。
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To.聖さん
sub.無題
本文
こんばんわ、七瀬です。
結衣菜ちゃんからメアドもらいました。
明日の放課後、駅近くの
○○という喫茶店で待ってます。
話がしたいです。
―END―
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あたしは結衣菜ちゃんにアドレスをもらった放課後、そう聖さんにメールした。
ドキドキしながら、返信を待つ。
一時間、二時間。三時間――――――――・・・
「って!!返信来ないんですけど!!!」
「咲ー、うるさいわよー。近所迷惑」
家に帰り、数時間。
現在夜の九時。
ケータイが受信を知らせる合図は、なし。

