「聖さーん!!」 「お仕事お疲れ様でーす!!」 翌日も、相変わらず教室の窓から作業中の聖さんに話しかけているみんな。 そして、それを聞こえていないかのように無視している聖さん。 ・・・・・性格悪っ。 なんであんな奴がモテるのか・・・・・。 あ、女子校だからか。 一人で疑問に思い、一人で納得するあたし。 その時、不意に視線を上げた聖さんと目が合う。 その時、少しだけ聖さんの口元が笑ったような気がした。 げ・・・・・見るんじゃなかった。 すぐさまあたしは視線を外した。