「まぁ、そんなところです」 晶はキラキラと輝かせた目をさらにキラキラさせると、 「じゃあ今日からここが、"二人の"秘密基地だ」 と言った。 「秘密基地?」 「そう。だからほかの人に話しちゃダメだからね!!」 晶はいたずらっぽく笑い、小指を差し出した。 「.....?」 「指切り!!」 指切りって、何歳だよ。 あたしはそう呆れながら渋々小指を絡めた。