「えと、・・・・・はい、してます」
そう答えると、なぜか嬉しそうに優斗先輩は笑った。
「それって、意識してくれてるってことだよね?」
未だニコニコと嬉しそうな優斗先輩は、そう聞いてきた。
意識?何の意識?
昨日と同様に、眉間に皺を寄せて考え込むあたしに、今度は優斗先輩は苦笑いを向けた。
そうこうしているうちに、だんだんと同じ学校の制服を着た人たちの姿が増えてきた。
すると、やっぱり人気な優斗先輩はみんなの目を惹くわけで。
「誰ぇ~?あの隣の子」
「優斗先輩の彼女?」
「うそ~。あたし狙ってたのにぃ」
そんな声がちらほらと聞こえ始めた。
ど、どうしよう。
優斗先輩も、あたしなんかと噂になったら大変だよね・・・・・。
そう思い一歩後ろに下がろうとした時、あたしの引いていた自転車を優斗先輩が掴んだ。

