翌日。
いつもの場所に、優斗先輩は立ってケータイをいじっていた。
「おお、おはようございます」
あたしがそう言ってあいさつすると、パッと顔を上げこちらを見た優斗先輩。
「おはよう」
とびきりの笑顔であいさつを返してくれた優斗先輩に、早くもあたしの心臓はドキドキと鳴り出した。
「行こっか」
そう言って、ゆっくりとした足取りで歩き出す優斗先輩の後ろをあたしはついて行く。
すると優斗先輩はパッとこちらを振り返って、
「隣、おいでよ」
と言った。
「あ、はい」
おずおずと優斗先輩の隣に並ぶあたし。
「緊張してるの?」
そんなあたしに、笑いながらそう聞く優斗先輩。

