Place of the fate〜運命の場所〜


「きょ、今日はありがとうございました。わざわざ送ってもらって・・・・・」




そう言って頭を下げたあたしを見た優斗先輩は、




「いや、俺が一緒に帰りたかったから全然いいよ」




と言って微笑んだ。




「よかったらさ、明日の朝一緒に学校行かない?」




突然言われたその言葉に、しばし固まったあたし。




「あ、もしかして嫌かな?」




少しだけ落ち込んだような表情を見せた優斗先輩。




「い、いやだなんて!!!とんでもないです!!!あ、あたしでよろしければ」




その言葉を聞いて、安心したように優斗先輩は笑った。




「じゃあ、また明日」




「はい!!さようなら!!」




元の道を帰って行く優斗先輩の背中を見送りながら、あたしは熱くなった頬に両手を当てて冷ました。




明日の朝・・・・・優斗先輩と一緒に学校行けるんだ・・・・・。




「ふふっ」




優斗先輩の背中が見えなくなるのを確認したあと、あたしはスキップで家の中へと入った。