七神〜私と君で咲かす花〜




「私、あなたを見てた。あなたがこっちの世界に来てからずっと…」



カナちゃんは、俯いたままニヤッと不気味に笑う。



「ねぇ…その耳飾り、もっと近くで見せて?」



カナちゃんが一歩前に出て、私に近づく。



「来ないで!!」



私は一歩、後ろに下がった。



この子の目を見ればすぐに分かる。



間違いなく、耳飾りを欲している…!!



私は耳飾りを握った。



渡して、たまるものか……!!!



「……駄目だよ。そんなに強く握っちゃ」



「!!?」



「壊れちゃう」



声がしたのは、なんと後ろから。



振り向けば、笑顔のカナちゃんが立っている。



ありえない……いつの間に…!?



私は、さっきよりも近くなった自分と彼女の距離に恐怖を感じ、再び後ろに下がる。