どうしよう…
私も道、分かんないし。
でも、放ってもおけないし…。
「……よし!」
「…?」
私の声に驚いた女の子は、顔を上げ、首を傾げる。
「探そう!お母さん。見つけてもらうより、自分が動いた方が、きっと見つかるって!」
「でもお姉ちゃん、この世界には来たばかりなんじゃ……」
「大丈夫。2人ならなんとかなるって。あなた、名前は?」
「……。カナ…」
「そっか、カナちゃんか。じゃあカナちゃん、行こっ」
私は、まだ警戒心を解いていないままのカナちゃんに、手を差し出した。
カナちゃんは、まだ怖いようで、怯えた目で私を見ていて。
しばらく見つめ合っていたが、少し警戒心が解けたらしく、カナちゃんは自分から手を重ねてきてくれた。
ギュッと、カナちゃんが私の手を握る。

