私もつられて敬語で話す。
「あの……1つ訊いていいですか?」
「何でしょう!?」
正座のまま、私に詰め寄る。
余りにも近かったため、これ以上近か付かないようにと反射的に私と彼女の間に手の壁を作った。
「風真って偉いんですかね?」
赤松里奈はキョトンと頭にはてなを浮かべる。
そりゃそうだよ。
何で風真のことを風真のメンバー自身が訊いてるのってなるよね。
「私、風真のことよく知らなくて……」
「そうなんですか? 風真はこの世界で3番目に偉い位なんですよ」
「この世界で!?」
と、言われましても。
3番目ってよく分かんないや。
頭の中が混乱して固まってしまった私を見て、彼女は笑いながら言った。
「1番偉いのは天皇です。次に貴族、そして風真となっているんです」
「そうなんですか……」

