颯に真新しい竹刀を渡され、ガクリと肩を落とした。
どんな稽古になるのかな。
道場の端に、剣道の面が並べられている。
きっと面を付けてやる稽古もあるんだろうな。
素振り1000本とか言われたらどうしよう……!?
「んじゃ、始めるぞー」
颯が言い、隊員達が一斉に広がったかと思うと、声を揃えながら素振りを始めた。
竹刀を立て、隊員を見守る颯の隣で、その迫力に呆気にとられていると。
「なにやってんだ。琥珀も入れ」
「やっぱ入る感じですか……」
予想通りの指示だった。
しぶしぶ隊員の列に入り、素振りを始める。
素振りにもいろんな種類があり、それを必死にこなしていくと、1時間経ったときにはもうヘトヘトだった。
「キツ……」
体力には自信あったのにな。
入口辺りの壁に背中を預けて座った。

