いやいや、この町で100人は十分大きいよ。
心の中でツッコミを入れながらも、紳衛隊に目を移す。
ほとんどが男性で、10代らしき人から30代後半かと思われる人もいる。
説明のあと、私は颯に言われるまま、颯の隣に立ち、隊員に顔を向けた。
「新しく風真の一員になった、佐野宮琥珀だ」
颯の説明をおとなしく聞く。
「剣術はまだまだだから、お前らと一緒に稽古するつもりだから。仲良くな」
「え……?」
稽古って……。
初耳の情報に、耳を疑う。
「颯……?私、いつから稽古に参加することに……?」
冷や汗を垂らしながら颯に訊くと、「当たり前だ」という素っ気ない返事が返ってきた。
「いくら妖化を倒せたからって、そのままでいいわけねーだろ。お前を鍛えて、千尋や俺ががいなくても妖化を倒せるようにする」
マジですか……。

