怖い。
「……どうしてかは、まだ言えない。だけど……お前は俺達が護る」
「……っ」
顔を上げて、月神を見た。
彼は、澄んだ瞳で私を真っ直ぐ見ていて。
「仲間を護ってこそ、風真だろ?」
月神の横から、笑顔の千尋が顔を出す。
“仲間”。
たった漢字二文字の単語に、涙が溢れた。
「何故泣く?」
月神が、困ったように笑い、私の頭の上に手を乗せる。
「だって…」
怖かったんだ、ひとりで戦うことが。
嬉しかったんだ、仲間って言ってくれて。
「嬉し泣きだからいいんだよ!な、琥珀?」
「お前は所々でいきなりしゃべんな」
月神が千尋をバシッと叩いた。
「いってー!! しょうがねーじゃん!台詞少ないんだから!」
「一生黙ってろ」
子供のような2人のやり取りを見ていると、なんだか笑えてきて。

