未琴はそれをふわりと舞い上げたかと思うと、くないを振り、真っ二つに切り裂いた。
…? 一体、何を……?
ヒラヒラと落ちていく札を黙って見つめる。
「起て、式神」
そう未琴が言った瞬間、地面に落ちる筈だった紙の札は、竜巻が吹いたかのように舞い上がり、2体のの式神と化した。
「……まぁ、任務にお二人が邪魔なのは確かだね。やれ」
未琴がパチンと指を鳴らしたのを合図に、2体の式神達はくないを持って月神達に襲いかかる。
「お前は絶対、刀出すんじゃねーぞ」
月神が式神に刀を向けながら言った。
「でも…っ」
どんどん式神が迫ってきている。
しかし、月神は私を自分の後ろに隠したまま、動こうとしなくて。
来る……!!
――ザンッ!!
「あ…」

