世界で一番最低な私に君たちは…

誰が真で、誰が偽かを知らない彼はきっとこのクラスで一番の幸せ者。

ただ目の前のことだけを真と思えばいいのだから。

「ほんと、雪があんな奴だとは思わなかった。」

そう呟いた彼は、私の幼馴染の小林悠太。

彼がクラスで一番の幸せ者。

「俺、嘘つきは嫌いなんだよな。」

その言葉は、私の胸にグサっと刺さる。

「そうだったね。」

「はぁ…
なんであんな奴と幼馴染なんだろ。」

目の前では、雪がいじめっ子のグループのリーダー、琴吹麻里子にまだ言葉で攻撃されている。

それを見てクラスのみんなは

笑ったり

汚いもののように見たり

目をそらしたり

それぞれだ。

でも、誰も助けには入らない。

琴吹は結構の金持ちで、みんな彼女のいいなり。

生徒も先生も…

だからこそ、誰も助けない。

次にいじめのターゲットになることは、言われなくてもわかるから。

私だってその一人。