.......256位/360人
(あぁ...やっちゃった...
母さんに何て言えばいいのだろう。
でも、どうせ何言ったって聞いてくれない。
結果が全てって言うに決まってる...)
一人で落ち込んでいる時に
斜め前の席にいるユイの順位が見えた。
.......3位/360人
私とユイは小さい頃から仲がよく
塾も学校もずっと同じだった。
(なんで、ユイと私でこんなにも差があるの?)
「しのぶ!!!!ユイねー今日から正式にテニス部入るんだ♪
テニス部にちょーかっこいい先輩いてねー!
もう、毎日が幸せ(*^^*)」
「よかったじゃん。」
「あれ?しのぶ元気なくない?」
「大丈夫だよ?ちょっと疲れてるだけ。
ほら!中学の時だって慣れるのに時間かかったじゃん?
環境の変化に弱いんだよ、きっと。
今日は早く帰って休みます!!
ユイはこれから部活でしょ?ガンバ!!
じゃあ、また明日。」
私はそれだけ言ってすぐに帰った。
何でもできるユイに嫉妬しのかな?
ユイと話したくなかった。
