「まみー!!」
「あ、沙耶おはよ」
「おはよー・・じゃなーいテストの結果!すごいことになってるの!」

そういえば朝からざわつきが大きいな

「みてみてあれ!」

沙耶の指してるところには
6位黒田蓮という文字が書いていた
私の目がおかしいのかな?

「すごくない?!蓮君頭いいんだね!」

どうやら見間違えじゃないみたい

「採点ミス?」
「お前俺に喧嘩売ってんのか?」
「ひゃあ!」
「ばかにしてんじゃね」
「ひょめんひゃしゃい」

いちようごめんなさいと言ったつもりだ
これからは周りを見てからしゃべらないと
私の身が危ない

「蓮は記憶力だけはいいからね」
「そうなんだー」
「いやーでも良かったね、これで夏は皆遊べるね」
「沙耶大丈夫だったの?」
「それがー、20番も上がっちゃった!」

嬉しそうにピースをした
そういえば私何番なんだろう
蓮の見てて忘れてた

「私は・・うそ、」

10番のところに名前があった
今までで一番いい結果だ

「俺よりばかじゃん」
「うるさいなー私的にはいいの!」