未羽那と、俺は異父兄弟なんだ。

俺がこのことを知ったのはつい先日。

未羽那と同居生活をし始めて、母子手帳を見ていたときだ。

俺と、未羽那の母親の名前が一緒だった。

まさかと思った。

俺は役所に確認したんだ。

だけど、そのまさかだった。

俺と未羽那は、紛れもない兄弟だったんだ。

血が繋がっている以上、もう未羽那のそばにはいられない。

俺は一足先に空で待っている。

空で会うときは、今度こそは、幸せになろうな。


崇宏より。