「よ、宜しくお願いし…ます」

「ノー敬語!クラスメートのお決まりヨ!!」

「何だそりゃ」


会話が弾みかけた時――


「恋。いい加減、話させろ」


荒田先生の、怒りを越した苦笑が前方から聞こえた


「うひゃ、先生ゴメン!栞那ちゃん、後でもっと喋ろ♪」


恋君が可愛らしい笑顔を見せて言った


「あ、はぁ…」


私はあまりの唐突な一時に呆然とするあまりだった