―――――――――― ――――― 『栞那ちゃん!遊ぼう♪』 私を呼ぶ親友、穂香の甘い声 「うん!」 私がまだ小学生の頃 あの時の私の顔には《心からの笑顔》があった ――あの日が来るまでは 『栞那て、本当ウザいよねェ』 『分かる!』 ――えっ…!? ある日の放課後 私が教室に忘れ物を取りに戻った時だった 友達と思っていた子達が声高らかに話しているのを偶然にも聞いてしまったのだ