私がもっと社交的で、コミュ力なんてものがあれば問題はなかったのかもしれない。
けれど、交通事故で入院している間にそのあたりの力が衰えてしまって、いつの間にか『友達のいない根暗な野崎さん』が出来上がってしまったのだ。
そんな私も、もう高校二年生。
ひとりぼっちの昼食や移動教室、グループを組めと言われた時に「先生、組む人がいません」と挙手することにも慣れた。
……ううん、慣れちゃいけない気もするけど。
でもまあ、別にこれはこれでいいかとあきらめている自分もいる。
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