ポンッと何か思い出したような顔を秋川はした。

「愛してるでしょ?笑っ本当の事言っただけ♪」

どこからどーしたらそうなるの?

思考回路が複雑すぎる。

「その冗談、面白くない。」

「酷いなぁ…俺は嘘はつけないよー♪」

絶対嘘だろ。今まで何人と遊んできた?

そんなのの言うことなんか信じらんない。

「じゃあ、何か証拠でもあんの?私をあ、愛してるっていう証拠。」

秋川はんー…???と考え出した。

ほらね、結局そんなもんだって。

「あ!電話帳が真っ白なぅ~♪」

そう言って携帯をいじりだした。

「よし!ほらな?」

私に確認しろとでも言うかのように携帯を差し出した。

『連絡先は登録されていません。』の文字が

そこにはあって、私の目にしっかり映った。