君からのlastmessage―ラストメッセージ―

私も近づき、人ごみの中をどうにしかしてすり抜けた。






そして、みんなが見ている方に目を向けると―――。







「透!」






そこには、倒れている透がいた。







目の前で何が起こっているの?透が倒れている?







私はおぼつかない足を頑張って動かして透のもとに行き、何度も透を呼ぶ。何度も何度も呼んでも返事がない。







ピーポーピーポー






「すみません、どいてください!!」






どうやら、病院の人が来たみたいだ・・・その人たちが透を運んでいく。