君からのlastmessage―ラストメッセージ―

「透くんは、肺炎じゃない・・・・そうでしょ?」








私は、苦い表情を浮かべる。






じわっと涙が溢れてきそうだ、私は溢れそうになる涙を我慢して・・・首を縦に振った。







透は、肺炎なんかじゃない。








「透は、頭に腫瘍があるんだ。」








涙が自然と流れていく、一粒とまた一粒と。





私は、その涙をハンカチで拭き取った・・・友美は、私に近寄り「助かるよね?」と聞いてきた。