って、そんなネガティブになっちゃダメ!!






自分で自分を励ましながら、私は気を強く持った。







あともう少しで、2時30分になるから私のテニスの競技の時間になる。






最悪、もうちょっと透の競技見たかった。とため息を吐いて体育館から出ようとした。







その時だ―――







ドンッ






という音とともに、体育館にいる人々が叫んだ。






私は、外に出ようとした足を止めて振り返った。体育館の中心でみんなが集まっている。