君からのlastmessage―ラストメッセージ―

私は、五百円玉を拾って。






ナースさんのもとに近づいた。








「あの、透さんって・・・南地 透ですか?」






違いますって言って。







「これって言っていいのかしら・・・。」






お願い、違いますって言って。







「そ、そうだけど・・・どうしたの?」







ッサ―――






頭から血の気が引いた。本当に・・・本当に・・・透だったなんて・・・嘘って嘘って聞きたかった。




大好きな人が余命一ヶ月なんて信じきれない。