どうしよう…… 瀬那先輩の教室の前には、 人、人、人……… それも全員女の子。 だって今日は……… バレンタインですから。 いつもは一緒に帰る私たち。 でも今日はなかなか出てこない。 もしかして……… 他の子たちのもらって食べてる……とか? ………そうじゃないよね? “おいしい”って私だけに言ってもらえるんだと思ってた………… それは間違いだ。 他の人たちも先輩のこと狙ってるんだ…………