「好き・・・なんでしょ?」
ナツメの問いに、顔を赤くする美優
「・・・・・・はい」

「だよね」
ナツメは首をかしげた
(いったい何の話なんだろ?)

ウエイトレスに、シークワーサージュースをふたつ頼むと、ナツメは美優が話し出すのを待った


海辺に、友里とユーシンの楽しそうな姿が見える

ナツメは軽く微笑んだ

「・・・・・・ユイくんには・・・好きな人がいるんです」

美優が口を開いた

驚いて視線を戻すナツメ
「・・・・・・マジ?」

「はい・・・」
うなずく美優