シロップ×シロップ  【完結】

「メニューは任せるよ。それじゃ」
ヒロキは片手をあげると、アクセルを踏み込んだ

なめらかに車が走り出す

「歓迎会までには戻って来てね〜」
ナツメが遠ざかる車に手を振った


― 買い出しの品は、今夜の
【ようこそリオくん♪これから楽しくよろしくね歓迎会】
のための物だった







「ねぇ。あの2人カッコよくない?」

「超美人が一緒だけど、どっちかの彼女かな?」

「てゆーか・・・ベビーカー引いてるんですけど?」

― ユイ、ユーシン、ナツメは周囲の視線に気づく事なく、ショッピングを楽しんでいた

ベビーカーを引きずって