― 10分後 「出来たぁ♪」 完成した雪ダルマを、満足げに見つめる3人 目はリンゴ 鼻が大根 口はタラコだった 「なんか鼻がデカいけど、いい感じだね♪」 「いやいや、唇が小さすぎだから」 「・・・そうか!」 ユイが手を叩いた 「何か足りないと思ってたんだ」 他の2人に振り返る 「帽子と両手が必要だよ!」 「た、確かに!」 「よっしゃぁ〜!」 ふたたび屋敷に駆け込む3人 ― 幼い少年に戻った彼らは、すでにリオの事を忘れ去っていた・・・。