シロップ×シロップ  【完結】

「考えたら、リオ泣きやんでるよね?」
ユイは、今さら雪ダルマを作る必要性があるのか疑問だった

「そうだけど、次に泣いた時に見せれば、泣きやむかもしれねーし」

「う〜ん・・・まぁ、そうかも」

2人は合図をし、両腕に力を込めた

雪玉が、わずかに宙に浮く

・・・が、手がすべってしまい、それ以上は無理だった

「抱える面積が広すぎるね」

「つーか・・・」
ユーシンがナツメを見る
「三人でなら楽勝だよな?」






「この洋服、気に入ってるんだけど?」
庭に立ったナツメが口をとがらす