シロップ×シロップ  【完結】

(あの雪玉・・・どっちが頭の部分になるんだろう?)
夢中で作っている2人を見ながらナツメは思った
(どっちも大きすぎて、上に乗せられないんじゃ・・・?)






「・・・どうする?」
ユイがつぶやく

巨大な、2つの雪のかたまりを見ながら、ユイとユーシンは立ち尽くしていた

「どうするって・・・どっちかを上に乗せるっきゃねーだろ・・・」

「まぁ・・・そうなんだけど」

2人はため息をつくと、片方の雪玉に手をかけた

「がんばってね〜♪」
ナツメがマンガ本を片手に笑って言った