「本当?」




彼は嬉しそうに言ってくれた。


「うん!」




私も嬉しかった。



勿論、私は彼と一緒にいることは出来なかった。



身寄りもないから、孤児院に預けられることになった。




私はそのことを知らなかった。


だから約束の印として





近くに咲いていた、鮮やかな黄色のスイートピーをあげた。