「優紀!話聞いた。俺らも行く!」

そこにいたのは
昴と圭二くんだった。


「うん!行こう!」


みんなで走りだそうとした瞬間。

圭二くんの足がピタリと止まった。


そして、圭二くんは思いもよらない事を口走った。

「俺、行くの、やめる・・・」

「ハァッ!?何いってんだよ!圭二。今日でお別れなんだぞ!?」
すると、圭二くんはすごく切ない表情を浮かべた。


「行ったら・・・ 会いに行ったら、もっともっと別れが辛くなっちゃう気がして・・・」


「圭二!!」

「俺は、いい。二人で行ってきて」
圭二くんは微笑んだ。