〜優紀side〜


また一つ、昴の一面を知れて良かった。


家に帰ったら部屋で昴のことが頭に浮かんできた。


「ふふっ、まさか恋愛未経験者だったなんてね・・・」


私は一人で笑った。


「なんだろう・・・ この気持ち」


昴のこともっと知りたい。
昴と一緒にいたい――。


「まぁ、いーや。もう疲れたら寝よ」

ベッドに潜り込む。



明日、美緒と圭二くんが仲直りしてくれますように――。


それだけを思って私は眠りについた――。