この際、どっちが悪いってゆうのは、私にはわかんない。
だって、どっちも悪気はないわけだし・・・。
「私、圭二に嫌われたのかなぁ・・・」
そして、また泣き出す美緒。
「大丈夫だよ、明日一緒に圭二くんに謝りに行こう?とりあえず、今日は暗くなってきたから帰ろうよ」
「う・・・ん。」
美緒は立ち上がって、私は美緒を途中まで送ってってあげた。
帰り道は、何も話すことなく歩いていくだけだった。
そして、美緒の家の近くまで来た。
「ここでいいよ。バイバイ。優紀」
「わかった。ばいばい。」
二人で手を振って別れた。
そして、私も帰ろうと思って
後ろを振り向くと―――
「昴―――?」

