初恋は貴方。




昴って、なんだかんだ言って優しいとこあるんだ・・・・。


いいとこ発見!!


『ありがとうございました〜』


私は焼きそばパンを握りしめる。

「――昴!早く食べたい!」

「はいはい、じゃあ食べれば?」

「え!いいの?」


昴は笑った。


「じゃあ、遠慮なく・・・」

モグモグ・・・。

何か、隣で私だけ食べてるなんて申し訳ないな・・・。


「昴!はい!あげる」

私は半分にもぎって昴にあげた。
「え?いいのか?」
「うん!やっぱでかすぎたし」

そして私は口に焼きそばパンを詰め込んでいった。


「優紀・・・ さんきゅ」


そして、昴もモグモグと食べ始めた。