はぁ…

朝からため息をつきながらも
家族の待っているリビングへ向かう

「おはよう」
朝ごはんを作っているお母さんに話しかける

「あら、起きたのね。おはよう」
少し振り返って言う

「うん」

「制服似合ってるじゃない。」

「ありがと」
この制服が嬢崎のだったら嬉しくてたまらなかったんだろうな…と思いながらも朝食を食べるため椅子座る

するとお父さんが
「もう高校生だなんて早いな…真紀はまだこんなに小さかったはずなのに」
と言った

そりゃ私だって成長くらいするし。

「当たり前じゃないの。子供の成長は早いんだから。」
そこへお母さんが。

そんな会話をしながら朝食を食べ登校。
徒歩通だ。
嬢崎だったらバスに乗って登校だったのになーと嬢崎高校行きのバスを見送った

10分位歩いた…

嬢原高校入学式と書いてあるのを発見した。

本当なら嬢崎高校入学式のはずだったのに…泣きそうになりながらもこらえて門をくぐる

周りは金髪や茶髪、赤い毛の人だっている。
厚化粧をしてる人や巻き髪、スカートをあげてるひと。

そう…私浮いちゃってます

クラスを確認して
教室へ向かう

向かう途中…コソコソと何か言われてるのが聞こえた。どーせ、浮いてるよ、あの子などと言ってるんだろう。
多少は怖いけどしょーがないよね…
新しい友達できるかな?
と自分の中でポジティブにした。