「分かった。」



「うん、それでどうしたの?」



「大好きだこんにゃろー」




ちゅっ




(おいおい、)



にな、お前……



逃げていった彼女の方向を見つめる。





「さて、」



俺も言ってやるか。



――大好きだって。







(なんでカズキが赤くなってんの。)


(だってよー!)


(になはあげねーぞ?てかお前には懐かないけど。)


(…っ!)





三つ目:急に伝えたくなるんです。