私、変ですね。



『じゃあ、』



家の前。


城田くんはそれだけ言うとスタスタと
歩き始めてしまいます。


いつもそっけない後ろ姿。



『ありがとう!また明日ね』


その後ろ姿に
今日は手を振って家に入りました。



今日は、


城田くんの違う一面が見れて
良かったです。



全然知らなかった彼のことが
勉強会を通じてどんどんわかってきます。



でも相変わらず、



意地悪な悪魔に見えてしまうけれど。


これを知ってるのは


私だけ。



ですよね?




そう思いながら
三度目のキスを思い出して

布団へと潜り込みました。