眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔





身長がおっきぃから
歩幅も大きい城田くん。


私。
早足です。





『ねぇ城田くん?キスのこと思い出させてごめんね』



バスを降りて尚
無言の城田くんにそう切り出した私。


だってこのままだと
家につくまで無言だから。


それは気まずいじゃないですか。



『別に』



『それと、城田くんだから嫌じゃなかったとか言ってしまって、城田くんは特に意味なかったんだろうし……その』




きっと虐めてみただけとか
そういうのだったのに、私ったら

思い出させて辱めを与えてしまった
のではないかな?


なんてバスで考えてました