目の前にいるのは 天使の皮を被った悪魔でした。 『どした』 手が止まった私を不思議に思ったのか そう声をかけてくる城田くん。 あ、あなたのことです。 なんて言えない。 どうしよう。 思い出してしまったら パニックになってきました。 城田くんは何とも思ってないのでしょうか。 というか、あまりにも普通すぎて 忘れるほどでした。