眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔



全部が採点し終わったプリントには



全てに丸。



とはいかないけど、ほとんど丸が付いていました。




『う、う、嬉しぃ……』



静華、びっくりして
感激しすぎて目が離せません。



『………頑張ったな』



その言葉にプリントに落としてた
目線を城田くんへと向ける。


城田くんはニコッと笑って


眼鏡を、クイッとあげていた。




『うぅ…ありがとうございます~……』




『まぁ、まだ完璧じゃないから。』



『はぃぃ~…』



ぐさっと刺さったけど

気にしません。



嬉しさのほうが勝ってます。