眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔






『あ、起きた』


その声に私は横を向く。


横には



眼鏡をかけて座ってる城田くんが居ました。



『城田くん…………私は』



『倒れたんだ、だから保健室まで運んだ』




なるほど、ではやはり


あれは夢ですか。



私。



お昼の時のことを気にしすぎて
あんな夢を見てしまったのか。



妄想に拍車がかかってしまったかな。



ゆっくり体を起こしてベッドの上に座る。



時計を見ると




『もう八時……』




『だな』



『こんな時間までごめんなさぃ。あと、勉強会なのに。』