眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔






『ほわぁ…………格好いい………』



ついそんな声が漏れてしまう。



だって、目の前に


綺麗な瞳で真っすぐ私を見つめて
軽く笑う男の子がいますから。




あれ、でも今は城田くんが
座ってるはず。



ふと私は机に目を落とす。



そこには黒縁メガネが置いてあって
それは城田くんのメガネ。




てことは、目の前に居るのは城田くん?




『………そんなに格好いい?』



『…………はぃ』




目が離せません。


離したくても離せません。




吸い込まれるように見入ってしまう。




あぁまた、ドキドキしてきました。