『あ、いや、そういう訳じゃなくてだな。』
はぁぁ、嫌なんですね。
はっきり言わないのは
傷つけないようにしようとして、ですよね。
優しいけど、その優しさ、
今は、痛いですよ、、城田くん。
『もーなに、女の子を落ち込ませてるの!静華ちゃん、この子照れてるだけだから来なさい!ね?私、静華ちゃんと話してみたいもの』
『、、、でも』
城田くんが嫌だと思ってることは
したくはありません。
嫌われたくないから、、、
『あーもう。わかった、行くから。眞田も連れてくる。』
諦めたようにため息をついて
二人にそう言うと
ニコッと笑ってまた連絡するわね
と仲良く二人で歩いて行ってしまいました。
その後ろ姿をジーッと見つめる城田くん。
その姿を見つめる私。
嫌われちゃったかな、、、なんて
猛烈に後悔してます。

