『あら、拓のこと好きな子なんて貴重じゃない!それにこんな可愛らしいなんて。』
か、可愛らしいなんて言われましたよ。
複雑ですが、嬉しい。
『なほ酷いぞ。俺に対して』
『で、返事したの?』
あ、それは聞かないでください。
まだ保留中にしてもらってるから。
振られるのはまだ先がいいですよ、、、
『んーまだ返事いらないんだって、好きにさせてみせるみたい。』
あぁ、そんなベラベラとホントのことを
おっしゃらなくても、、、
『なに!!拓海!!お前こんな可愛い子のこと保留にしてるのか!けしからーん!』
勢いよく城田くんの背後から
飛びかかってきたのはさっき手を降っていた
男の人。
なほさんの旦那さん。
城田くんはふらつきながらも踏ん張り
『いきなりすぎます。いつもいつもあんたは』
そう笑いながら答える。
その表情を見て少し安心した私。
なほさんのことまだ引きずっていても
それでも城田くんは幸せを願ってるって
そう思えましたから。

