ここは……公園?
私が小さいときに使ってた……
夢見公園。
「……」
「……」
二人して沈黙が続く。
私は思いきってー
「あのッ!なんかようでしょうか……」
わぁッ声裏返ったよ…
「俺のとなり、おまえがいいや」
はい?なんのこと?となり?
「俺のとなり、いつも誰がいるかわかる?」
「……女」
「ハハッ やっぱりか」
あ、笑った……
「俺のとなりはいっつも女。外見しか見てこないバカばっかりだよ。だから、お前がいい」
それってー私はなんの魅力も感じないってこと?
「だから、彼女やってくれ」
「へっ!?」
「バーカ冗談だよ。うその彼女だ」
うその彼女……!?
「はぁ……」
まぁ好きになることはないと思うけど……
「私でいいなら……」
「ん。じゃあよろしく」
コクン。とうなずいて上を見上げた瞬間に
「……んっ!?」
神崎さんの唇が私んの唇に触れた。
「目、つぶれよ。色気ねーな」
顔を真っ赤にしていると……
「ほら。帰るぞ」
そう言って私の手を引いてくれた。
……けど、うそカノってキスもしなきゃいけないのー!?